平成ライダー総決算「劇場版仮面ライダージオウOVER QUARTZER」のえげつない興奮

2021年4月12日

2019年7月26日封切りの「劇場版仮面ライダージオウ/騎士竜戦隊リュウソウジャー」を見てまいりました。

少々ネタバレがありますが、それが映画体験にいささかの毀損を生じさせるものではないと思いますので、未鑑賞の方も安心して読み進めてください。

映画チケットは事前にプレミアム前売り券のライドウオッチ付きを購入していたので、スムーズに劇場観覧となりました。

最初はリュウソウジャー(体感45分くらい)、その後に仮面ライダージオウ(体感50分くらい)で、楽しめました。

リュウソウジャーは本編がまだ序盤から中盤ということもあり、劇場版も特別編的な位置づけでした。だって、リュウソウ○○○○が変身しないまま終わるんだもんなあ。

一方の仮面ライダージオウは本編の最終盤での公開ということもさることながら、平成ライダー20作目の節目ということで、これがもう、えげつないほど総決算で、えげつないほど集大成で、えげつないほどの最終章なのでした。

ストーリー展開が強引なのはあまり気にならず、これ見よがしに平成ライダーがわんさか登場するわ、令和最初の仮面ライダーもけっこう活躍するわ、と観客として楽しい時間が送れました。

最後のトドメのライダーキックのところはもう、今年絶対に見逃せない映画のワンシーンと言えるでしょう。

超メモリアルゲストとして、仮面ノ○ダー(の変身前)が、だいぶ重要な役回りで出ていたのも、その時代を知るものとして楽しかったです。おっさんこそ、見逃してはならない作品です。しかもちゃんと劇場版で見たほうが興奮できます。

この映画を作った人は、ちゃんとこの作品でやるべきことをやりきってくれたと思いました。感謝です。

それにしても、これだけ「平成」とか「令和」という「時代・年代」をテーマとして創作物の中で屈託なくフィーチャーできるのも、こたびの代替わりがスムーズに行ったからなんだなあと鑑賞しながら思っておりました。やんごとなき御方のやんごとなきお考えのおかげですね。

また、改めて仮面ライダージオウの(いい意味で)えげつない集大成商売については、語りたいところです。