Evernote Scannableでログインが毎回初期化される問題を解決した件
作家、医者、バッタ——猪股フィクションです。
ふっと湧いた創作のアイディアを用紙に書き留め、それをiPhoneのスキャナーアプリ「Evernote Scannable」(以下、Scannable)を使ってEvernoteに取り込んでいます。
手書きの文章がスクエアに整形され、jpgやpdf形式でEvernoteに保存されるため、執筆アイディアをEvernoteで管理しているわたしにはうってつけのアプリです。
しかし、いつからか、このScannableが起動するたびに初期化されてしまうようになり、ログインをし直す必要がありました。
特にわたしはEvernoteは2段階認証にしているので、その都度コード番号をSMSで受け取り、入力するという手間が発生して、メモのスキャン作業以上にログインに手間取るありさまでした。
時期的にはiOS15にしてからくらいのトラブルでしょうか。ネットで調べても同じような不満がチラホラ……。
なんとかならないかとあれこれ試してみましたが、結果的には、Evernoteの2段階認証をしない設定にしてみたところ、Scannableのログイン状態が続くようになり、初期化されなくなりました。
一旦、この2段階認証をしないようにしたあとは、いまのところ一切、強制ログアウトも初期化も経験していません。
このトラブルの原因はおそらく、Evernoteの公式アプリではログインの際に「30日間ログイン状態を保存する」旨のチェックボックスがあるはずですが、Scannableにはそれがないため、ご丁寧に毎回ログアウトしてしまうのかもしれません。
そうは言っても、長らくはそういったトラブルはなく使えていたわけですから、iOS15でScannableのセキュリティがより厳密に機能するようになったのかもしれません。
2段階認証をしなくするのはセキュリティ面では一定のリスクを伴いますが、Evernote Scannableの初期化トラブルにお悩みの方は試してみても良いかもしれませんね。