KDPで小説出版その1 KDPのススメ
小説家標榜医になろう!
はじめまして。
2019年8月吉日、小説「七刄会演義」を出版し、令和元年創業を果たした「小説家標榜医」の猪股フィクションと申します。
私は医者ですが、本作(電子書籍)をKindle Direct Publishing(KDP)で出版し、「小説家標榜医」となりました。どうぞ、末永くごひいきのほど。
さて、本連載では、KDP出版を通じて得られた出版ノウハウを開陳することで、「小説家標榜医」の仲間を増やしたいと考えております。医者の医者による医者のための──というのはそういう意味合いです。
医者でなくても本連載のノウハウは当然利用可能なので、タイトルにはあまりこだわらないでくださいね。
KDPで出版する意義は?
さて、KDPで出版する意義とは何でしょうか。
まず、出版費用が無料であるということです。
それから、(公序良俗に反しない程度に)無制限に書けることです。
そして、出版した書籍は、世界最大のマーケット「Amazon」でいつでもどこでも購入可能です。
さらに! 一般的な出版社からの書籍出版では、著者印税が10%と言われておりますが、KDPは最大70%の著者印税が得られます。※KDPセレクト登録時
出版社:1000円の販売価格→ 100円の著者印税(概算)
KDP :1000円の販売価格→ 700円の著者印税(概算)
KDP : 150円の販売価格→ 100円の著者印税(概算)
このように、同じ価格で販売しても当然7倍の印税が得られます。また、逆に考えると、同じ作品を150円でKDP出版しても、1000円の書籍による印税と同額の約100円が得られるわけです。
スマホ世代(もはや老若男女)には1000円の紙書籍よりも、150円の電子書籍のほうが訴求しやすいでしょう。
医者ならきっと書けるはず
もちろん、KDPリリースを目標に書き始めたものが、所与の投稿規定に収まるようであれば、それをいったんはA4用紙にプリントアウトするなどして、出版社の小説新人賞などに応募してもよいでしょう。
投稿先との相性が合わなければ、KDPで出版すればよいのです。
医者の論文執筆活動に通じるものがあると思いませんか?
アクセプトならハッピー。リジェクトなら他の雑誌にサブミット。
オープンアクセスジャーナルという手もありますよね。オープンアクセスジャーナルは掲載料がそれなりにかかってしまいますが、KDPは出版費用0円!
書き留めていた小説でもよし。ブログに書いたコラムでもよし。
選択肢はあなたにあるのです。
さあ、あなたも小説を書いて、KDPで出して、小説家標榜医になろう!
次記事から、実践的な出版方法についての解説を始めます。
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