風来のシレン6「とぐろ島の神髄」を壁抜けの腕輪なしでクリア!

2024年7月23日

作家・医者・バッタ──小説家標榜医の猪股フィクションです。

Nintendo Switchの人気タイトル「風来のシレン6」の最終ダンジョン「とぐろ島の神髄」(道具持ち込み不可・全アイテム未識別)のクリアについて先日エントリしました。

その回は、途中で「壁抜けの腕輪」を店売りでGETできたため非常に攻略しやすくなり、結果的に初クリアにこぎつけたわけですが、これはチートだよなあとも内心思っておりました。

その不完全燃焼感を払拭するべく、その後もちょくちょくと再挑戦していました。

幸か不幸か「壁抜けの腕輪」はその後に出現することはありませんでしたが、合計200回以上の挑戦を経て、「壁抜けの腕輪なし」でのクリアに成功しました!

その興奮と感動および攻略のコツについて、改めてエントリ!!!

壁抜けの腕輪なしクリア時のステータス

こちらが今回、「壁抜けの腕輪なし」でクリアした時のステータスです。

前回クリア時は10時間程度かかっていたのが、今回は特に狙ったわけでもないものの8時間を切ったので、総合的な技量が向上したのでしょう。

今回クリア時の武器はこちら(ラスト99Fに壁の中のお店があり、白紙の巻物も余っていたので大部屋の巻物にして店売りを確認していたので店主が近くにいます)。

武器は序盤に入手できた青銅の太刀(黄色神器)に初期状態で「眠」「突」印あり。そこに追加で状態異常付与の異種合成や特攻印を合成していきましたが、終盤のパワー系モンスターを打倒するうえで「獣」印が役立ちました。

また、今回クリア時の盾はこちら。

盾も序盤に入手できた青銅甲の盾(黄色神器。初期状態は「告」印のみ)に入手できた順に合成を追加していきました。終盤はモンスターをワンパンできずに何度か攻撃を食らうことが前提になるので、そこで「おにぎり返し」ができる「米」印が非常に役立ちました。本当は「ゾワゾワ」も合成したかったものの、最後の最後の未識別の巻物でようやく1つ目を引き当てたので合成はできませんでした)。

前回クリア時のエントリでも触れましたが、武器の強化については「特攻」系以上に、「状態異常付与」を優先することをおすすめします。モンスターが「睡眠」「封印」「混乱」「金縛り」になることは、次の(特殊)攻撃を回避できるという点で圧倒的なアドバンテージになります。盾の強化についても「おにぎりの巻物」「ゾワゾワの巻物」などは積極的な合成をおすすめします。

役に立ったアイテムなど

ここからはプレイ中に役立ったアイテムなどについて回想しながら記述します。

まずは「腕輪」について。

「忍び足の腕輪」が序盤で引けたのが地味に役立ちました。部屋に入ってもほとんどのモンスターが起きないというのは想像以上にアドバンテージです。

また、ミドロ登場時点で装備に「サビ」印が付与できていたこと、50F前後のチドロ/オドロ登場時点で「錆よけの腕輪」が入手できていたことで、装備が保護されたことも攻略に寄与した要因です。「ミドロ」は「サビ」印で完封できますが、上位種は「サビ」印を剥がしてくるので、「錆よけの腕輪」がないと厳しい戦いになります。

装備の強化で多少敵の挙動にも対応できるようになったことや、ミドロ出現階層を抜けてからは、ついで入手できていた「道具探知」「気配察知の腕輪」で状況を見ながらの攻略ができました。「水グモの腕輪」もフロアのショートカットに役立ちました。

一方で、「眠りよけの腕輪」や「ちからの腕輪」も入手できたものの予想以上に装着する機会はありませんでした。前者を必要とするモンスターは(お化け大根系の草攻撃の2発目を除けば)出てきませんし、後者も「ちからの草」で地力をあげておくことで不要になります。

その他のアイテムとしては、「白紙の巻物」や「復活の草」、「保存の壺」「合成の壺」「背中の壺」といった、あると当然に便利なアイテムの出現にも恵まれていた攻略回でした。特に「白紙の巻物」については、今回は従来のように武器強化(印増大や銀はがし)ではなくて、なるだけ計画的な「ねだやし用」としてストックしておくことを心がけました。

盾に「告」印があったことで、「願いの横穴」も漏らすことなく進入でき、「レベルを上げたい」のそれでは、「天使の種」が3個、「しあわせの草」が3個落ちていて、大幅なレベルアップができたことも中盤の攻略を安定させてくれました。レベルって地味に大事なんですよね。

厄介モンスターのねだやし戦略

「とぐろ島の神髄」全99Fにわたる長丁場の攻略において、特殊な対策が必要となる「厄介」モンスターが湧き出てくる「関門」的な階層があります。いつどこの階層でそうしたモンスターがそれを把握し、事前に対策しておくことが必要です。

モンスター出現階層対策法1対策法2対策法3
うたうポリゴン33-39Fねだやし(ドレインバスター)山彦のお香
ガンコ戦車系40-49Fねだやし「爆」印の盾耐炎耐爆のお香
オドロ系46-54Fねだやし「サビ」印の盾錆よけの腕輪
大鬼サソリ系50-59Fねだやし(ドレインバスター)毒消しの腕輪
ガイコツまてん66-79Fねだやし「魔よけ・反射」印の盾山彦のお香
アークドラゴン80-99Fねだやし「竜」印の盾耐炎耐爆のお香
太字はあれば完封できる装備

面倒くさいモンスターは「ねだやし」推奨です。

特に「戦車系」と「アークドラゴン」は「ねだやし」一択でしょう。シレンがどこにいてもドカンドカンと砲撃されたり、ボワッボワッと炎撃されてしまうと、単にHPが減る・アイテムが焼失するというダメージ以上に、プレイがスムーズに進行できなくなるなどゲーム性を損なわれてしまいます(この辺はエフェクトを省略できるようにするなど、スパチュンはもう少し工夫して欲しい)。

ただし、同一期間に1つのモンスター種しか「ねだやし」できないため、40Fから59Fまでの「戦車/オドロ/サソリ」のような厄介モンスター出現階層が重複する場合は、いずれかを「ねだやし」し、残りは他の方法で乗り切らなくてはいけません。表に載せてはいないものの、ゲイズ系もなんとか盾印で完封したいですね。

個人的感触として「毒消しの腕輪」の入手頻度は低く(今回は錆よけの腕輪は2つ出現したのと対照的)、大鬼サソリは「ちからの最大値」を減らしてしまい、取り返しがつかないので、最優先でねだやししたいところ。

表の通り、「戦車系」>「サソリ系」>「がいこつまてん」>「アークドラゴン」は相互に出現階層の重複がないので、この順番で「ねだやし」できれば安定します。それを見越した十分な「白紙の巻物」の確保が必要です。

それらより浅い階層で出現する「うたうポリゴン」による最大満腹値減らしも凶悪で、ある挑戦回では最大満腹値50%まで減らされたこともあるので、「白紙の巻物」に余裕があるときには「ねだやし」を推奨します(が、こちらは案外なんとかなるので、「白紙の巻物」が複数確保できているのでなければ、我慢です)。

体感としては5から10フロアに1つは「白紙の巻物」が出現してそうなので、手持ちの巻物数と相談しながら、装備強化等とのバランスを考えましょう(だからこそ、床置きアイテムを燃やしたり草にしたりするやつは絶対に許すな)。

戦車をねだやしできなかったときの切り抜け方

今回の攻略回で、いちばん自分の成長を実感できたのは「お香」を使った立ち回りができたところです。

当然、「40Fからの戦車系をねだやしにして、マゼルン系合成しまくるぞー」と思ってその準備もして、いざ40Fになって「白紙の巻物」に「ねだやし」を書き込んで、戦車系に投げつけたわけですが……みなさんも御存知の通り、これが「外れる」んです。

シレンは、攻撃や投擲がよく外れるんです。

マジで。「必中」印があるとか、「百発百中の腕輪」があるでもない限り、シレンプレイ中は常に「その攻撃/投擲が外れる」ことを見越しておく必要があります。周りの他の戦車がおらず、封印の杖などで無力化してから投げつける必要があるんです。

今回も、「このねだやしの巻物が外れたら、次の戦車系の砲撃で焼失しちゃうんだよな」と思いながら投げつけたところ、やっぱり外れました。そして砲撃で焼失しました。これ、通算で3回目くらいです。

白紙の巻物も尽きていたので、ここでもう止めちゃおうと思いました。

でも、今回はすでに盾に「爆」印があり体力的に耐えることができて、それなりに強化されていた武器の攻撃2発で戦車を倒すことができて、かつ「耐炎耐爆のお香」で砲撃そのものを無効化することができたので、なんとか戦車の出現階層を突破できました。

結果オーライながらも、こういうハプニングがあったときの次善策を講じられていたわけです。事前の対策通りにうまくいかなかったときにどう乗り切るか、というノウハウとメンタルが通算200回の挑戦で養われていたことが、最大の攻略の秘訣だったと思います。

まとめ

というわけで、公式チートアイテムといえる「壁抜けの腕輪」なしで、とぐろ島の神髄を無事にクリアすることができました。

今回のエントリで述べたような「ノウハウ」はやはり200回以上の挑戦に基づくノウハウがあったからこそですし、どのモンスターがどの階層に出現するかとか腕輪や壺は店での売買でどのくらいの値段か、という識別テクニックも必須です。

ぶっちゃけ、「壁抜けの腕輪」ありでの前クリア回での経験が一番大きかったといえます。どの階層でどのくらいの装備や物資が揃っていればいけそうか、という感触は一度クリアしていないとなかなか身につかないでしょう。

ですから、「壁抜けの腕輪」に幸運にも巡り合った方は、縛りプレイをしているのでもない限り、まずはその恩恵を最大限に活かしてクリアし切ることをおすすめします。

今回の攻略回の直前までは、相変わらず10Fからのマゼルン合成に失敗して果てたり、そもそも1Fのマムルや1割バッターに簡単に倒されていたので、ある程度は「運」も必要です。

今回で言えば、序盤で黄色神器の青銅剣・盾が揃い(共鳴効果のおかげもあって)、他の装備に乗り換えることなく強化を続けられたことも成功に大きく寄与したと考えられますし、これはやはり「運」です。

でも逆にそうした、毎回ランダムに状況が変わるからこそ、前の挑戦でひどい結果に終わっても、また次の挑戦に立ち向かえるわけです(とはいえ、「裏」神髄は、やらなくていいかなあ→ 20240525追記:裏神髄もクリアしました)。

本当に面白いゲームです、風来のシレン6。

MacでSwitchをプレイし、動画配信する方法

風来のシレン6は高い集中力を要するゲームです。とぐろ島の神髄をクリアするには数時間以上その集中力を保つ必要があります。

私の場合は、Macでプレイすることで最大の集中力が得られています。

MacでSwitchをプレイする方法は、こちらを参考にしてください。

こちらの「OBS」は本来ゲームプレイ動画録画・配信用ソフトウェアなので、このようにプレイ動画も作成できます(すでにクリアが見えてきた94Fになってあわててプレイ動画を録画したもので、アークドラゴンをねだやしにしているので、ほとんどスリリングなところもありませんが、装備の状態異常付与印の強さが垣間見えると思います)。