サブスク積読していた週刊少年ジャンプを約2年分読み返して再認識した「ジャンプでいちばん熱いバトル」
作家・医者・バッタ──小説家標榜医の猪股フィクションです。
もはや記憶のない幼少時から、週刊少年ジャンプ(以後、ジャンプ)をずっと読み続けています。
ジャンプの電子版発売開始からは、その購入・保管・廃棄の手間を考慮し、2014年10月発売分より「週刊少年ジャンプ+」アプリでのデジタル版購入に切り替え、読み続けてきました。
途中、執筆活動専念のため2017年10月頃からジャンプを読むのを封印していた時期がありましたが、アプリでの定期購読(サブスクリプション)は継続していたため、手持ちのデジタル端末(私はiOS端末)にジャンプのバックナンバーがずっと溜まっていました(サブスク積読)。
※ちなみに週刊少年ジャンプのデジタル版のバックナンバーは、デジタル化以後(2014年27号/2014年6月2日発売)分は、いつでも過去にさかのぼって購読可能です。「週刊少年ジャンプ+」アプリの「週刊少年ジャンプ」のタブから、「バックナンバー」表示の横端にある「すべて見る」からどうぞ。

そしてそれからさらに約2.5年後の今、その執筆にも一区切りついていたことに今さらながら気づき、ずっと溜まっていたジャンプを読み返そうと思うにいたり、現在、2017年10月分からのバックナンバーを読み返しています。
1日1冊、未読の週刊少年ジャンプを読んでいくという、なんとも幸せなエクスペリエンスを2019年11月発売(52号)までの2年間分続けてきて、ちょっと気づいたことを記事にまとめたいと思います。
ジャンプの中の熱い戦い
2017年45号(10月7日発売)連載作は以下の通りです(読み切りや月1連載作、週刊少年ジャンプ+からの出張掲載などは除く)。
- トマトイプーのリコピン(連載終了→ ジャンプ+へ)
- ハイキュー!!
- ONE PIECE
- Dr.STONE
- ブラッククローバー
- 僕のヒーローアカデミア
- 火ノ丸相撲(連載終了)
- 鬼滅の刃
- 食戟のソーマ(連載終了)
- ぼくたちは勉強ができない
- 約束のネバーランド
- ゆらぎ荘の幽奈さん
- 斉木楠雄のΨ難(連載終了)
- 銀魂(連載終了)
- 青春兵器ナンバーワン(連載終了)
- ROBOT x LASERBEAM(連載終了)
- シューダン!(連載終了)
- クロスアカウント(連載終了)
- 腹ペコのマリー(連載終了)
- 磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜(連載終了)
2019年52号(11月25日発売)の時点では、以下の作品が連載に加わっています。
- 呪術廻戦
- アクタージュ act-age
- 夜桜さんちの大作戦
- チェンソーマン
- ミタマセキュ霊ティ
- サムライ8 八犬伝
- ビーストチルドレン
- 神緒ゆいは髪を結い(連載終了)
- トーキョー忍スクワッド
- ふたりの太星(連載終了)
2017年10月時点で連載20作品中、11作品(全体の半分以上)が2019年52号時点で連載を終了しています。この間に連載が始まり、そして終わった作品も多数あります。2019年52号でも2つの作品が連載終了しました。
※「HUNTERXHUNTER」はこの間、2回始まり、2回お休みした気がします。
週刊少年ジャンプで連載する、そしてそれを続けるというのは大変なことですね。
週刊少年ジャンプでは、読者からのアンケートによる作品の人気によって掲載順位、それから連載の継続が左右されるというシビアなシステムがあることが知られています(詳しくは「バクマン」を参照)。作品同士が毎週、熱い戦いを繰り広げているのです。
もちろん、連載が長引けば良いというものでもありません。いまもワクワク読み返しながら次を楽しみにしている「鬼滅の刃」も2020年5月現在、人気絶頂の中、クライマックスを迎えたと聞きます。作者の先生には満足の行く形で連載し、完結していけることを祈っております。
その他、私の大好きな「ワールドトリガー」は掲載雑誌を「ジャンプSQ」に変えて連載継続しています。ジャンプ「本誌」以外にもジャンプ作品の裾野は広いのです。
週刊少年ジャンプ+出身作家の活躍が光る
ジャンプの電子版を読めるアプリ「週刊少年ジャンプ+」では無料で読めるマンガが多数掲載されています。
現在のジャンプ本誌掲載作品には、「チェンソーマン」や「ミタマセキュ霊ティ」といった週刊少年ジャンプ+出身作家が活躍が目に止まります。それぞれの作家の前作「ファイアパンチ」や「剥き出しの白鳥」は週刊少年ジャンプ+でも楽しんで読んでいました。
週刊少年ジャンプ+の連載作品は実は、本誌封印中も読み続けていました。2020年5月連載中の作品だけでも以下を読んでいます(☆マークは特におすすめ)。
- SPY x FAMILY
- サマータイムレンダ
- 姫様”拷問”の時間です
- 爬虫類ちゃんは懐かない
- 漫研に美少女 ☆
- 悪魔のメムメムちゃん ☆
- おいしいコーヒーのいれ方
- アビスレイジ
- 忘却バッテリー
- むとうとさとう
- 奴隷遊戯 GUREN
- ヨルの鍵
- 左利きのエレン
- 環の影 ☆
- 2.5次元の誘惑
- 阿波連さんははかれない
このラインナップの週刊マンガ雑誌が発売されていても購入してしまうかもしれませんが、週刊少年ジャンプ+は「無料」なので、好きな作品・作家は単行本を買って応援ですね。
連載終了したものでも、「青のフラッグ」「星の王子さま」「アラタプライマル」「ROUTE END」「ハイリスクミッションセラピー」「友食い教室」「フードファイタータベル」「CHERRY TEACHER佐倉直生」……キリがないですね。大御所作家もいれば今後も楽しみな作家の作品が多数ありました。「彼方のアストラ」に至っては「マンガ大賞2019」を受賞しています。
週刊少年ジャンプ+は本誌の「2軍」ではなく、才能や実力ある作家がジャンプ本誌とは異なるレギュレーションで活躍できる場、ということが根付いてきたと思います。今後も、週刊少年ジャンプ+出身の作家が、ジャンプ本誌で「週刊少年マンガをやる」というレギュレーションに則って進出するという流れは続くのではないでしょうか。
ジャンプは続くよ、どこまでも
約2年分(2017年10月〜2019年11月)のバックナンバーを読み返して、私は「ジャンプを読むのが好きなのだ」ということを再認識しました。
好きな作品だけを読みたいのであれば、ジャンプの定期購読より作品の単行本を買ったほうが経済的でしょう。作家個人を応援する上でもそっちのほうが良いはずです。
私はしかしながら、盤石の人気作品も、行き先不安な新連載も、掲載順位が後方で今後が心配な長期連載作品も含めて、玉石混交なジャンプ作品を一気に読むというエクスペリエンスが好きなのだと気づいたのです。
ジャンプの中には、連載(継続)をかけた作家同士の才能の「バトル」があります。それは、ジャンプ作品の中で行われる海賊や忍者、悪魔やヒーロー、呪術師や鬼狩りたち、あるいは演技や科学でのバトルよりも熾烈です。これこそが、ジャンプの──ジャンプならではの──いちばん熱いバトルではないでしょうか。この作品同士のぶつかり合い、その熱さが私を惹きつけるのです。これはジャンプを読むというエクスペリエンスからしか得られないのです。
そこにさらに今後も「週刊少年ジャンプ+」で連載中の新鋭やベテランたちも加わってくるとなれば、今後も期待せずにはいられません。
※「ワールドトリガー」はぜひ、無理のないペースで今後ともよろしくおねがいします。「HUNTERXHUNTER」もお待ちしております。
デジタル化される前から、もう何十年間かわからないほどジャンプを読んできていますが、今後もジャンプを読み続けたいと思います。
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